ワインスクールで学んだこと(第10回)
こんにちは。
今日もワインねたを書いていきたいと思います。
スパークリングワインの造り方
スパークリングワインとは
EU基準でガス圧が3気圧以上のワインのこと
白・赤・ロゼ:辛口~甘口
スティルワインより歴史は浅い
ガラス瓶ができるまで作れなかった
祝祭の場にふさわしい
食欲増進効果がある
シャンパンはシャンパーニュ地方のスパークリングワインのみ
スティルワイン:丹念に作るとよいものができる
シャンパン:生産規模が大きいほど高品質
伝統的製法
シャンパーニュ地方で確立された最も手間隙のかかる製法
世界中の高級スパークリングワインのほとんどがこの製法
シャンパーニュ地方のみ
『シャンパーニュ方式』『メトード・シャンプノワーズ』
とよぶことができる
シャンパーニュ以外のヨーロッパでは
『メトード・トラディショネル』『メトード・クラシック』
造り方
・ベースワイン造り
収穫・圧搾⇒一次発酵・貯蔵(アルコール11%くらい)
品種・地方ごとに細かく分けてベースワインを仕込む
二次発酵させるためにベースワインのアルコール度数は低め
・ブレンド(アッサンブラージュ)
複数のベースワインを混ぜ、味を調整する
品種・畑・収穫年の違うものをまぜる
品質安定・ハウススタイルを出すため
・瓶詰め&瓶内二次発酵
ワインを瓶詰めする
砂糖+酵母の混合液(リクール・ド・ティラージュ)をつくる
ワインに入れる(ティラージュ)
王冠で栓をする
酵母が死骸となって沈む『澱』
澱が香ばしい香りと旨味を生む(パンの焼けたにおい)
接触時間が長いほどおいしくなる
瓶は寝かせて置くと澱との接触面積が大きくなる
・動瓶(ルミアージュ)・澱抜き(デゴルジュマン)
澱を取り除く
ピュピトルを使う
最近はジロパレットを使うことが多い
瓶口に集まったら-20~25度のCaCl2水溶液で瓶口を凍らせる
栓を抜くと澱がガス圧で自然に出てくる
ワインも少し出てくるのでその分補充をする
補充のワインには糖分が含まれる
門出のリキュール・リクールデクスペディションと呼ばれる
もともと酸っぱすぎるから糖分を含むワインを足す
スパークリングワインは泡+甘味があるからうまい??
そのほか
シャルマ法(Astiなど)
瓶内二次発酵と澱抜きを簡素化
大型タンクで二次発酵を行う
澱の旨味が伝わりにくい
トランスファー法
伝統式+シャルマ
瓶内で二次発酵したあとタンクに移す
田舎方式(メトード・リュラル)
古くからある製法
発酵途中のものをそのまま瓶詰め
瓶内に澱が残る
炭酸ガス注入方式
白のみ:ブラン・ド・ブラン『Blanc de Blancs』
Salon
赤のみ:ブラン・ド・ノワール『Blanc de Noirs』
Egli Ouriet
収穫年表示のないもの
ノン・ミレジメ『Non Millesime』
(ノン・ヴィンテージ『Non Vintage』)
Moet et Chandon⇒モエ・テ・シャンドン
主要産地
フランス:
総称:Vin Mousseux ヴァン・ムスー
具体例:Champagne シャンパーニュ
Cremant de Bourgogne クレマン・ド・ブルゴーニュ
Cremant d'Alsace クレマン・ダルザス
ドイツ:
総称:シャウムヴァイン
具体例:ドイッチャー・セクト
イタリア:
総称:スプマンテ
具体例:Asti アスティ
Franciacorta フランチャコルタ
スペイン:
総称:Espmoso エスプモーソ
具体例:Cava カバ(←コスパがいい)
アメリカ:
総称:スパークリングワイン
きょうはここまでにします。
最後までお読みいただきありがとうございました。