ワインスクールで学んだこと(第3回)
こんにちは。
今回も引き続き、ワインスクールで学んだことについて書いていきたいと思います。
<優れたワインは優れたブドウから>
ワインの品質の9割はブドウで決まります。
ブドウは平均気温が10~20度の地域を生育地域としています。
気温だけでなく『光』『水』も重要。
光は最低1300~1500時間の日照が必要。
水は多すぎず少なすぎず(ヨーロッパでは年500~900mm)
高品質のブドウを作るためには適度なストレスが必要。
・ブドウの栽培等
ブドウの木は穂木(ヴィニフェラ)と台木(アメリカ系台木品種)の2階建て
台木はフィロキセラに抵抗のあるアメリカ系台木を使う。
『仕立て』木の大きさや形をコントロールすること。
一般的なのは支柱とワイヤーで仕立てる『垣根仕立て』
日本は『棚仕立て』ブドウがたくさん取れる分、味が薄くなる。
・ブドウの生育サイクル
冬:『剪定』不要な枝葉を切り落とす(☆重要)
春:『揚水・萌芽・展葉』
一日の平均気温が10度を超えるとブドウは活動開始。
緑の芽が出てくる。
新しい緑の枝(新梢)が風で折れないようにワイヤーに巻きつける。
夏:『開花・結実・色づき』
6月くらいに開花が始まる。(ただし花びらはない)
受粉しめしべの根元に結実する。
8月くらいに色が変わる。
色がついたあたりでサイズ増大は止まり、以降は中身(味)が変化。
秋:『成熟・収穫』
酸と青臭さが減り、甘みと風味が増える。
・収穫タイミングは重要!!
味や天候などさまざまな条件を考慮して綿密な計画が必要。
手収穫と機械収穫がある。(高級ワインはほとんど手収穫)
・ブドウの敵はたくさんいる!!
最大の脅威は『カビ』
葉に繁殖すると光合成を阻害、花に繁殖すると結実を阻害
果実に繁殖するとワインの質を落とす。
その他:昆虫・鳥・動物など
一般的に農薬を使う
天候による被害も深刻
『霜』春は新梢を全滅させ、秋はブドウの葉を枯らす。
その他『雹』『多すぎる雨』『低温』もブドウの天敵!
とりあえずこんな感じで今日は終了します。
最後までお読みいただきありがとうございました。