ワインスクールで学んだこと(第4回)
こんにちは。
今回も引き続きワインスクールで学んだことを書いていきたいと思います。
今回は白ワインについて。改めてみてみると、大分復習になりました。
<白ワイン>
白ワインとは・・・
ブドウの果汁のみを使って造るワイン
白ブドウを使うことがほとんど
黒ブドウでも作ることがある(シャンパンなど)
白ワインの味わいは酸味が重要な要素
酸味が豊か・まろやかという言い方
比較的ボディが軽いものが多い。
魚介類の料理とあわせやすい。
低めの温度で飲むほうがおいしい(6~8度)
赤ワインほど熟成しない
渋味・酸味・甘味が熟成に影響する
↑抗酸化作用がある⇒参加しにくい⇒長持ちする
貴腐ワインは長持ちする(甘いから)
白ワインは寒冷地向き
酸がしっかりしているほうがいい⇒寒いところで作るほうがいい
寒冷地で作ると酸が強く軽いものになりやすい。
寒冷地では黒ブドウが十分に色づかない。
色の薄い赤ワインしかできない
必然的に白ワインの生産比率が高くなる。
フランス北部(ロワール、シャンパーニュ、アルザスなど)
ドイツ、ニュージーランドが多い
温暖なところの白ワインは果実味が多い。
醸造フロー
①除梗(茎の部分を取り除くこと)・破砕(皮を破くこと)
茎の部分は苦い。
皮を破くとジュースを得やすい。
酸化防止に亜硫酸を少し入れる(ワインの99.9%に入っている)
②圧搾(プレス)
ブドウをプレス機に入れる
入れただけで自然にブドウの重みで出てくるジュースを
『フリーラン・ジュース』という。
フリーラン・ジュースが出きった後に圧力をかける
『プレス・ジュース』が出てくる
フリーランジュースのほうがおいしい。
フリーランジュースはすべて使うが
プレスジュースは使ったり使わなかったり。
プレス機は風船式が主流。
③アルコール発酵
糖分+酵母⇒アルコール+二酸化炭素
天然酵母:風味豊か
培養酵母:失敗しにくい
糖分がなくなったら発酵は終了。
大体2~3週間。
低い温度で発酵:フルーティなワイン
高い温度で発酵:パンチの効いたワイン
二酸化炭素は普通空気中へ
ワインに残すとスパークリングワインができる。
④熟成・澱引き
出来立てのワインはいろんなものが浮いている。
重力で沈ませる(沈殿物を澱という)
上澄み液を別の容器に移す(澱引き)
熟成させる(ワインが落ち着く・まとまる)
1・2ヶ月~1.5年くらい
安いもの(タンクで2ヶ月)・高いもの(樽で1.5年くらい)
でもまだ飲めない
⑤清澄・ろ過
まだ微生物とかが潜んでいる。
清澄剤を添加しワイン中のコロイド状物質を凝集
凝集させ重さで沈殿させる(清澄)
まだ落ちない場合がある。
目の細かいフィルターでろ過する。
無清澄・無ろ過のワインもあり。
(ni colle, ni fltre)
と書いてる。
⑥瓶詰め・出荷
白ワイン用ブドウ品種
・シャルドネ
最も人気のある白ブドウ品種
風味にはあまり特徴がない
作り手の個性が出る。
・リースリング
シャルドネと並ぶ二大高貴白ブドウのひとつ
ドイツ・フランスのアルザス地方・オーストラリア
少し甘め・ややすっぱい
・ソーヴィニヨン・ブラン
ボルドー・ロワール
酸が強い。
柑橘・ハーブ・苦い(ドライな感じ)
軽いのが一般的
・セミヨン
ブレンドに多い。
貴腐ワインはこの品種。
・シュナン・ブラン
・ヴィオニエ
アロマティック
酸は控えめ
ゲヴゥルツトラミネールと似ている。
・ルーサンヌ&マルサンヌ
酸味は控えめ
・ゲヴゥルツトラミネール
やや酸が強い
アロマティック
ヴィオニエに似ている。
・ミュスカ
いわゆるマスカット
とりあえず今日はこんな感じで。
最後までお読みいただきありがとうございました。