ワインスクールで学んだこと(第6回)
こんにちは。
今回もワインスクールで学んだことについて書いていきたいと思います。
今回は赤ワインについて。
赤ワインの造り方
赤ワインとはどんなワインか
果汁・果皮・種子のすべてを使用する。
果皮:赤い色素とタンニン(渋味)
種子:タンニン(渋味)
渋味が味わいの背骨
渋味の強い弱いで分類される
品種・産地の気候・醸造方法などで渋味は変わる。
重く複雑なものが多い
渋味だけでなくさまざまな成分が果皮・種子から抽出される
高い温度(~18度)で飲む
低いとタンニンがざらつく
暖かいとタンニンが心地よい。
タンニン:抗酸化作用⇒腐りにくい
C.S.やシラー、ネッビオーロはタンニン多い:長期熟成向け
赤ワインは温暖な産地向き
ブルゴーニュはピノノワール(冷涼な産地を好むブドウ)
赤ワインの作り方
ほとんど白と同じ
違いは・・・
白:圧搾 ⇒ 発酵 (発酵前に種子・果皮を分離)
赤:発酵 ⇒ 圧搾 (発酵後に種子・果皮を分離)
・除梗・破砕
白と同じ
・発酵・醸し(醸し:浸漬・マセラシオン)
発酵:アルコール生成と、果皮種子からの成分抽出とを同時
アルコール生成:1週間くらい
成分抽出:発酵よりも短いとき・長いときがある
発酵用の樽:木の大樽(foudre:フードル)
果帽(chapeau:シャポー):液面にできた固い層
⇒発酵時にCO2が果皮等を液面に押し上げる
色付きがまばらになる・空気に触れ衛生面でよくない
ピジャージュ:櫂でまぜる・コストがかからない・効率悪い
ブルゴーニュでよくやる
ルモンタージュ:液そのものを循環させる
ボルドーでよくやる
圧搾:マセラシオン後、フリーラン⇒プレス
フリーランワイン:おいしい
プレスワイン:渋味多い
マロラクティック発酵(ほぼすべてのワインでする)
リンゴ酸⇒乳酸+CO2
乳酸菌でリンゴ酸の持つ鋭角的な酸っぱさをまろやかにする。
温度等の条件が合えば何もしなくても始まる
熟成⇒澱引き⇒清澄⇒フィルタ
清澄:赤ワインは卵白で行う(卵黄はお菓子へ)
ワインの成分調整
補糖:アルコール発酵中に蔗糖・果糖・ブドウ糖等を添加
糖分が足りないとアルコール度数が低くなるから(寒い所でよくやる)
補酸:アルコール発酵中に酒石酸とかを足す
ブドウ品種
・カベルネソーヴィニヨン
(カベルネフラン+ソーヴィニヨンブラン)
濃い・タンニン強い・植物的ニュアンス
・メルロ
果実味に富んでいる・丸みのあるワイン
・カベルネフラン
青ピーマン
・ピノノワール
しなやかで官能的
渋味は穏やか
単独でワインにされる
涼しいところ(ブルゴーニュ・カリフォルニア)
ブルゴーニュのほうがカリフォルニアに比べ酸味がちょっと強い
・ガメ
ボージョレで使われる
軽くフルーティ
・シラー(シラーズ)
スパイシー(グルナッシュに比べ鋭角的なタンニン)
北ローヌ・オーストラリア
・グルナッシュ
スパイシー(丸みを帯びたタンニン)
南ローヌ
香りの表現
・濃い色のもの(C.Sなど)
黒系ベリー:ブラックベリー・カシス・ブルーベリー
・淡い色のもの(ピノノワールなど)
赤系ベリー:フランボワーズ・ストロベリー・チェリー
とりあえず今日はここまでにします。
最後までお読みいただきありがとうございました。